司法書士について

もしあなたの目の前に、「仕事は司法書士をしています。」と言う男性が居たら、あなたは何をイメージしますか。
「法律家」「お金持ち」「高学歴」「かっこいい」などなど、沢山のイメージが浮かぶかと思います。
なかには、「法律家」と言うだけで高収入を期待して、司法書士との結婚を望む女性も居るようですが、実際の所、司法書士がどんな職業なのか、ご存知でしょうか。
司法書士の仕事内容は、法律事件の解決、書類作成業務、登録業務の3つです。
例えば、Aさんが、念願のマイホームを購入したら、様々な登記手続きが必要です。
名義換え、不動産を担保に銀行から融資を受けたり、抵当権の設定登記をするのが不動産登記の仕事です。
このように、司法書士は弁護士のように、裁判所で被告人の弁護をするのでは無く、実際は複雑な事務作業を請け負っている職業といえます。
司法書士の業務は事務処理なのですが、その事務処理をするには法律的知識を持っている必要があり、一般の人にはこなすのが難しい事務仕事なのです。
司法書士になるには、難しい国家試験の通過が必要ですし、この国家試験の難易度は、有名大学に入るより難しいと言われる事もあります。
就職氷河期と呼ばれる就職難の時代に「手に職を」と、司法書士のような国家資格を目指す学生も少なくありません。(もちろん、その勉強は決して簡単ではないのですが。)
ちなみに、弁護士と司法書士の違いは、弁護士が大小さまざまな民事事件、刑事事件を扱うのに対して、司法書士は140万円を下回る民事試験しか受けられないという点です。
なので、民事的な事務処理、登録、文書作成などの仕事が、司法書士の主な業務内容になります。
しかし、依頼量が多く、大成功して高収入を得て、セレブ暮らしをしている司法書士が居る分、依頼が少なく、国家資格を持っているのに、他のバイトをしないと暮らせないほどの定収入司法書士も少なからず居るのが現状なのだそうです。
いくら有効な国家資格を持っていても、その事務所や能力を使ってくれる顧客が居なければ、結局、資格や知識を活かして働く事は出来ません。
主な仕事は事務仕事でも、その事務仕事を集めるためのセールス仕事も、司法書士には必要なのです。
その点だけとって考えてみても、司法書士は決して簡単で高収入の仕事とは言えません。
「法律家」というイメージだけでは、計り知れない苦労が、司法書士の業務には沢山あるようです。